今日、月刊「いのちのことば」を眺めていて知ったのですが、iPhone版の 新改訳が出るようです。
新改訳聖書 iPhone アプリ [PDF]
気になるお値段は3,000円。 バイブルmini とほぼ同じ値段です。少々高いように思いますが、恐らく先行する 新共同訳バージョン にそろえたのでしょう。
スクリーンショットが載っていないので詳細は分かりませんが、主なものとしては以下のような機能があるそうです。(「いのちのことば」より引用)
・ 新改訳聖書全文(旧新約聖書)
・ カラー聖書地図14点
・ 聖書とは(わかりやすい聖書入門)
・ こんなときこの箇所を、他
聖書本文だけはなく、入門者にも配慮しているのには好感が持てます。恐らく、App Store 経由で初めて「聖書」に触れる層をターゲットにしてのことでしょう。良い視点だと思います。
ただ、だからといって、肝心の聖書本文講読の機能がなおざりにされていては困ります。願わくば、以下の点をぜひ考慮してほしいものです。
1.脚注を参照できるようにする
脚注は新改訳の重要な特徴の一つです。これがあるのと無いのとでは、聖書研究における利便性がまるで違います。ぜひこれを表示できるようにしてほしい。
2.ルビを表示できるようにする
iPhone 4 では、640×960ドットという精細な画面を利用できるのですから、ぜひルビをつけてほしいものです。それも、ただつけるだけではなく、オン・オフができるようにしてほしい。
3.縦書き表示ができるようにする
まあこれは iPhone アプリであれば当然の機能かも知れませんが、日本語はやはり縦書きが読みやすいです。ぜひ縦書き表示を実装してほしいものです(しかもルビ付きなら完璧)。
4.コマンド入力で聖書箇所を開けるようにする
とかくこの手のアプリでは、GUIを重視する余りに、ただ聖書を開くだけなのに、やたらと面倒なステップを要求する事が多いのです。 入門者にはそれでもよいのかもしれませんが、ある程度慣れてくると、コマンドを打ち込んで開く方が遙かに早いのです。たとえば、創世記1章1節なら、「GEN 1 1」と入れるだけで表示される。この方が圧倒的に便利です。 Windows版の J-ばいぶるにはこのような機能が無いだけに望み薄かも知れませんが、ぜひ実装してほしい機能です。
いずれにしても、新改訳を読めるプラットホームが広がるのは喜ばしいことです。私はまだ iPhone を持っていませんが、iPhone4 に相当する iPod Touch が登場したら購入する気でいます。ぜひそれまでに上記の機能を実装してほしいものです。
[7/14追記] iTunes Store にてスクリーンショット入りで 公開 されました。説明を見るとご丁寧に、「新改訳聖書本文は、横組み、ルビ(ふりがな)なしです」
と記されています。ガックシ・・ 今後のバージョンアップに期待ですね。
あとは、新共同訳・口語訳・文語訳との比較機能もほしいです。
特に口語訳は著作権も切れているのですから、すぐにでも実現できると思うのですが・・?
コメント
iPhoneで口語訳の縦書きルビ付きを読む記事が、
http://shikako-tanigawa.blogspot.com/2010/09/blog-post.html
に載っていますね。
先日、新改訳聖書iPhoneアプリの先行発売の
お知らせを致しましたが、現在、発売を中止しております。
発売再開には2週間ほどかかる見込みです。
ご迷惑をお掛けいたしますが、
よろしくお願いいたします。
尚、リビングバイブルiPhoneアプリも
同じころ発売の見込みです。
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新改訳聖書センター
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tel. 03-5341-6940/fax. 03-5341-6921
e-mail: bible@wlpm.or.jp
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新改訳聖書 iPhoneアプリが本日先行販売になりました。
どうぞよろしくお願いいたします。
2010.6.25
新改訳聖書センター
お、ついに出ましたね。私がWindowsを辞めてMacにして、使えなくなったソフトのひとつがiPhoneで登場ですか。
私は意外と安いと感じましたが。本の聖書だって、4~5,000円くらいしますからね。私にとってはグッドタイミングです。今すぐ買うかどうかは別にして、これで選択肢がひとつ広がりました。