いよいよ今日から開幕するワールドカップです。日本はこの大会で4大会連続出場(フランス、日韓、ドイツ、南アフリカ)となるわけですが、これほど盛り上がりに欠けるワールドカップも少ないように思います。
その原因としては、日本代表の「不振」にあるのだと思いますが、私は、そもそもこれまでがあり得ないような期待をしていただけではないかと思っています。特に日本は、2回目の出場である日韓大会でベスト16に入ってしまったものですから、「それが当然」と思い込んでしまっているフシがあります。けれども、現実はそう甘くはありません。 「強豪」と呼ばれる多くの国が、ベスト16はおろか本戦出場さえ適わない。それがワールドカップなのです。
・・といっても、実感が湧きにくいところですが、今日は面白い試みを発見しました。
ワールドカップを日本のサッカーで例えてみたブログです|FIFAワールドカップを日本のサッカーで例えてみた
国同士だと理解しづらいので、各国のFIFAランキングを、日本のサッカーリーグに置き換えてみた場合にどうなるか、というものです。
置き換えてみると、日本の順位(45位)に該当するのは、「ツエーゲン金沢」だそうです。
は? どこそれ? と思った方が殆どでしょう。私もそうでした。J2のチームくらいまでは知っていますが、このチームはJFL所属で現在8位。知らない訳です。ちなみにお隣韓国は47位なので「ブラウブリッツ秋田」。 東北在住の私でさえ聞いたこともないチーム名です。
一方、わが日本と同組のオランダは、「浦和レッズ」に相当。 カメルーンは「柏レイソル」。おぉ、強えぇ!という印象ですね。一方もう一カ国のデンマークは「ギラヴァンツ北九州」。 J2の18位です。知らなかった・・・。
いやぁ、こうたとえられると、本当に分かりやすいです。ツエーゲン金沢が浦和レッズを撃破する、というのがどれほどありえないように思えるか、実感として良く分かります。 それでも、何が起こるのか分からないのがサッカーというもの。JFLがJ1上位勢に勝つ、ということは天皇杯ではそれほど珍しいことではありません。 その番狂わせに期待する、というのが日本サッカーファンのあるべき立ち位置、なのかもしれません。
・・・まぁ、非難を恐れずに言うなら、私の予想は2敗一分け、ではあるんですが・・。
【追記】
その後、スポーツライターの方の記事を発見しました。わが意を得たり、の思いがしましたので貼っておきます。タイトルに幻滅せずに読んでみると、日本サッカーの現状が良く分かります。
W杯日本代表は正々堂々と全敗せよ (Voice)
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