午前中から夕方まで卒論に取り組みつつ(あまり進まなかった・・),夜に息抜きでDVDを見た。
「オペラ座の怪人」である。正直言って,ミュージカルものは,数ヶ月前まで,「どちらかというと見たくない部類の映画」であった。
セリフをそのまま言えばよいのに,なぜ歌で語るのか。冗長だし,間が持たないだろうに,と思っていた。
「内容がないから歌で時間を稼ぐのだろう」,くらいに思ったこともある。(今思うと我ながらひどいと思うが)
しかし,である。この映画,非常に良かったのである。
というか,実のところ「感動した!」というレベルである。体が震えるのを感じたほど。こんな体験は初めてだった。
ミュージカル映画がこんなに素晴らしいものだ,ということを改めて認識したのである。・・・というか,
そこいらの半端なハリウッド映画など比較にならぬほど「人間くささ」を感じる。そこに喜怒哀楽,生老病苦,といった「人生の深み」を感じる。
どうしてだろう。
どうして歌を通してこんなにメッセージが伝わるのだろう。
どうしてこんなに心が打たれるのだろう。
音楽の持つ力は素晴らしい。掛け値なしに,すばらしい。
時に,「ことば」よりはるかに大きな力を歌唱は持つのだ,ということをこの映画は教えてくれた。
良い1日だった。
同じくミュージック映画で,あの名作「サウンド・オブ・ミュージック」を見て涙が出たのがつい数ヶ月前。なぜか最近涙もろい。
「年をとった」ということでもあるのかもしれない。
小さいとき,父親と映画を見ると,良く泣いていたのを思い出す。あのときは「何でこれくらいで泣くんだろ~な~」と思っていた。
でも今は,なんとなく共感できる。
だから嬉しい。
コメント
オペラ座の怪人は超傑作よね。
何回見ても飽きない作品だよ。
かどさんはの好みかどうかは分からないけど。
俺は最近「ハチミツとクローバー」っていう映画を見たよ。
なんか。同タイトルの少女漫画を映画化した、ただの恋愛映画だけど、映像の作り方とか。
細部にこだわった作りが良かったよ。
まえ一緒に見たlaundryが好きなんだったら。
結構好きかもよ。
サウンド・オブ・ミュージックいいよね。
大好き。