BibleWorks の文法書の文字化けを直す方法

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このブログでも何度か取り上げていて、外部検索エンジンから来る方の多い「BibleWorks」についてです。このソフトは私の説教準備に欠かせないであり、Ver.8からは、Waltke & O’ConnerやJöuon-Muraokaの文法書が標準で入るなど、非常に充実してきています。

ところが、肝心の Jöuon-Muraoka(J-M)の文法書、日本語環境でひらくと「文字化け」の嵐。購入以来ずっと私のフラストレーションの源でした。具体的にいえば、たとえば以下のような状況になります。

何ですか「」って・・・。 英語の文法書なのに漢字が出現しています。当然、元が何であったのかは分からなくなっています。これだけでもかなり辛いですが、もっとひどいのは、テキストが右端で折れず、長い一行として表示されてしまうこと。横スクロールバーを使用しないと見ることさえできません。事実上、「使えない」と言ってもよいレベルでした。事は J-M だけに留まらず、Bauer や HALOT でもところどころ文字化けが散見されます。「点一つで意味が変わる」ヘブル語の世界では、これはかなり致命的なことでした。

何とかならないかとネットを調べまくっていましたが、そもそも日本語話者で BibleWorks ユーザーというのが、世界に何人いるのかという状況(おそらく数百人程度では?)で、情報も皆無。なかばあきらめていました。

ところが今日、ようやく根本的な解決方法を見つけました。しかも非常に簡単で、「なんだぁ~それだけ?」と思うようなもの。以下にやり方を記します。

1.Internet Explorer を起動する(Ver.7以降が前提)。
2.「ページ(P)」メニューの中の「エンコード」を開く。
3.「自動選択」の横にあるチェックを外す。
4.Internet Explorer を終了する。

以上で終わりです。たったこれだけで、以下のような正常な表示になります。

いや~、こんなに簡単なことだったとは・・。何のために数年間悩まされてきたのやら。脱力感に襲われている私です。トホホ・・ まぁ、直ったのでよしとします。

ところでBibleWorks と Internet Explorer がなぜ関係があるのかといえば、BibleWorksの文法書は、CHMというヘルプファイルで書かれており、その実体は HTML ファイルなのです。そして、Windows が内部で HTML ファイルを表示する時に使うのが Internet Explorer というわけ。このことは前から知っていたのですが、エンコードの問題とまでは気がついていませんでした。今日、色々とやっているうちに、ビンゴ!となった訳です。

同じような症状に悩まされている方は多いと思います。ぜひお試し下さい。

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